下記の記事でも書いたのだけれど、デンマークは食べ放題レストランが多い。
食べ放題レストランの課題としては、営業時間終了後に残った料理をどうするか、だろうか。閉店前だからといってビュッフェ台に並ぶ料理が少なかったらお客さんは満足しないだろうし、閉店後に大量に料理が残ってしまうととてももったいない。
デンマークでは食料廃棄が年間70万トンにも及び社会問題となっています。ちなみに日本の食料廃棄は1900万トン。人口が約20倍違うので、仮に70万を20倍しても1400万となり、日本のほうがさらに多いと言えば多いですが。
デンマークにはこの課題に着目したアプリがあります。TooGoodToGoという名前で、CIIDの仲間内で話題になっていたので紹介しようと思います。
Too Good To Go – Save food, save money, save the planet
システムとしては非常に明快で、専用のスマートフォンアプリ、もしくはWebサイトにアクセスすると、現在、料理のテイクアウト客を募集中のお店のリストが出てきます。食べたい料理のジャンルや、お店までの距離などを考えながらお店を選び、後はお店に行って料理を受け取るだけ。繰り返しになりますが非常に簡単です。
私自身もアプリをインストールして実際に使ってみましたが、残念ながら実際にお店に行きテイクアウトをするまでには至っていません。この理由として、家の近くに対象となっているレストランが無いというのもあるのですが、販売時間が決まっていて閉店直前とかにならないと売り出さないみたいなんですよね。もっともこれは、料理はお店に来ているお客さんのためのもので、アプリ利用者はあくまでも余った料理に預かるという建前なので仕方ないのかなとも思います。とは言え、そのうちチャンスがあったらぜひとも利用してみたいサービスのひとつであります。