デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

ファイナルプロジェクト、キックオフ!

ついに本日、ファイナル・プロジェクトのキックオフが行われました。

以前にも書いたかもしれませんがもう一度紹介するとファイナル・プロジェクトと言うのは日本で言う卒業研究だったり卒業制作のようなもので、コースの一番最後に学生が取り組むプロジェクトです。

CIIDのプロジェクトと言うのはグループワークが基本で少なくても2人、多い時は5人のグループで取り組むのですが、このファイナル・プロジェクトに限っては学生それぞれが一人で取り組む事が求められています。

さて、キックオフでは学長のSimoneからプロジェクトの概要についての説明がありました。進め方ですとか、スケジュールですとか、最終のプレゼンテーションについてやエキシビション、それから評価についてなど。

まず進め方については学生それぞれにアドバイザーが割り当てられます。所謂指導教授のような存在でしょうか。CIIDのコンサルティングやリサーチ部門の人が担当する場合もあれば、IDEOなど外部のデザインファームの人がアドバイザとして割り当てられる事もあります。

このアドバイザーと学生のマッチングをどうやって決めているのかについてですが、基本的には自分の興味分野ですとか、プロジェクトの方向性などを事前に学校側と共有しているので、それを元にマッチングを図っているのではないかと思います。

例えば私の場合は、技術的なところの心配はあまり無いし、ビジネスに関する知識も一通りある。だけれどデザインに関する経験が殆ど無く、特にファイナル・プロジェクトではリサーチに力を入れたいと伝えてあったためか、CIIDのリサーチ部門から、ユーザリサーチの専門家をアドバイザとして付けて頂きました。

他の人の場合も、直接確認したわけではありませんが、学生と補完関係になるようにと言いますか、学生自身が学びたいと考えているところをしっかり学べるように、かつプロジェクトの志向性などを考慮してそれぞれ割り当てられているように思いました。

とりあえずは来週から本格的にファイナル・プロジェクトを進めて行くわけです。最初に2週間のゴールはプロジェクトの方向性を決める事とのことなので、早速リサーチなどに取り組みつつ、興味領域を絞り込んで行けたらと考えています。