デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

コペンハーゲンに新しいラーメン屋さんが登場

コペンハーゲンに新しいラーメン屋さんがオープンしたとのことで早速行って来ました。お店の名前はHrimnir Ramen(フリームニルラーメン)。

andershusa.com

Hrimnirというのは北欧神話に出てくる巨人フリームニルのことを指すらしく、その巨人は、色々なモノをすすだらけにしたりするそうなんですね。このお店では、チャーシュを炭火で炙ってから出すので、そういう名前にしたんだそうです。

さて、以前ブログでも書いたラーメンとビールでは、日本式のラーメンをそのままデンマークに持ち込んできたラーメン屋さんでした。

ddcph.hatenablog.com

しかしながら今回のお店は、日本に敬意を払ってはいるものの、そのままコピーしてくるのではなく、日本国内にも、札幌ラーメン、喜多方ラーメン、京都ラーメン、博多ラーメンと地域ごとに様々なラーメンがあるよに、あくまでも北欧ラーメンを作りたいと言う考えがあるようです。

実際、店の成り立ちが少し面白い。このラーメン屋さんの立ち上げ者はDavid Quist氏と言う微生物科学者で菌類の専門家だそうで、彼のラーメンには塩麹が使われていると言うこと。そして、ラーメンの素材に関しても、地元の旬なオーガニックな物を使うことにこだわっているそうです。

さて、実際に行ってきた話をしましょう。店の場所は、コペンハーゲン中央駅から西へ行ったところ。徒歩で10分ぐらいでしょうか。少しわかりにくいですが下記のような看板が出ています。

ただし、店の前には何も看板の類が出ていません。ほんとにここなのかなと不安になります。

私が到着したのは18時少し前でした。18時開店だったので、ほぼ一番乗りです。店の中野様子はこんな感じ。あまりラーメン屋さんの感じはしません。

しかし、テーブルの上を見てみますと割り箸とレンゲが置いてあり、確かにラーメン屋さんの雰囲気があります。

厨房の中の様子はこんな感じ。寸動鍋が見えます。面を茹でている様子も見ることが出きます。

注文はカウンターで行い、出来上がったら席まで持って来てくれる仕組みです。メニューは2種類のみ。豚骨と、野菜味噌で、1杯115クローネ。日本円にして約2000円でしょうか。私は豚骨を注文しました。

嬉しいことに水は無料です。こちらだと水が有料な場合が多いのでこれはちょっと嬉しいですね。

そして待つこと10分程度、ラーメンが運ばれてきました。具材は十二時方向から時計回りに、ネギ、ノリ、煮玉子、チャーシュー、そして真ん中にあるのが、芽キャベツのピクルスと、味噌です。

味は、確かに豚骨なのですが、日本で食べる豚骨ラーメンと比べるとだいぶ軽めの印象です。チャーシュ、煮玉子はかなり美味しかったです。ただ、海苔に関しては、日本の海苔とだいぶ違ってかなり新鮮でした。また、ラーメンに芽キャベツのピクルスというのも、最初は戸惑いましたが、これはこれで面白い試みではないかな、と思います。

なお、営業日が日曜日と月曜日のみとなっていますので、行かれる方はご注意下さい。