デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

How Might Weクエッションの作成に取り掛かる

2週間のインダストリープロジェクトを挟んだ月曜日、本日から再びファイナルプロジェクトに取り組み始めます。ファイナルプロジェクトの進捗はと言えば、前回のエクスターナルレビューから特にありません。しかしながら、今週は火曜日水曜日にブレインストーミングセッションをするよという事なので、それの準備をしなければなりません。

ブレインストーミングセッションと言うのは、このブログでも何度か書いている気がするのですが、ホストが用意したHow Might Weクエッションに対して、参加者がアイディアをガンガン出していくものですね。

そしてこれを開催するためには主催者はHow Might Weクエッションを作らなければなりません。How Might Weの作成に関しては、インサイトを参考にという事なのですが、前回のエクスターナルレビューの際にインサイトにダメ出しをされて、もうちょっと練らなければならないなと思っていた私としては、大慌てです。とは言え、もう時間も無いですし、現段階のインサイトからHow Might Weを作成するしかありません。

How Might Weクエッション自体は、もう何度も作って来ているとは言え、いまだにやはり慣れません。もちろん下記の記事にも書いたように基本的な作り方というのはあるわけですが、それだけを参考にして良いHMWが作れるかというとそういうわけでは決して無く、やはり色々な試行錯誤が必要になってきます。

ddcph.hatenablog.com

また、上記記事にはHMWの種類にしか触れて居ませんが、実際にはもう少し制約を加える必要があったりします。例えば、◯◯を◯◯する方法はないだろうかだけではなく「スマートフォンのアプリケーションを使って」だったり、「他の人と協力して」など、問題を解く方向性をある程度示して上げるわけですね。

良いHMWを作る目的というのは基本的には、ブレインストーミングを盛り上がるためであるのですが、盛り上がったとしてもHMWの示す内容が広すぎるとアイディアが発散してしまいますし、狭すぎると逆にアイディアが全然出ないということにもなりかねません。このあたりのさじ加減というのが本当に難しいのだろうなぁと思います。