デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

How Might Weと補足資料の用意

Brainstorming

出来上がったHow Might Weクエッションから、面白そうなものを3つほど選択しブレインストーミングに進みます。この際にアドバイザーから言われたのは、How Might Weクエッションだけではなくて、アイディア出しのインスピレーションのもととなる画像であったり、具体的にこういうアイディアが欲しい、のような物があると方向性がわかりやすいよという事だったので、幾つかの画像を資料として用意しました。

具体的に用意したHow Might Weは下記の3つ。

How might we make a connection between pictures we take and personal environment to spark feelings of precious memories and create a source of vitality?

How might we connect unknown people at travel destinations through photography and encourage them to communicate after traveling?

How might we exchange personal pictures in a light-touch way that still makes people feel meaningful to each other? 

 そしてこれらと一緒に用意したのが下記のような画像たち。今回は、ちょっと色々と試す意味もあるので、少しずつ意図的に方向性を変えて居ます。

最初の画像群は、直接のソリューションではないのだけれど、関係のありそうな行為についての画像を集めてみました。例えばお気に入りのポスターを部屋に飾ったりだとか、自分が馴染んだ料理を作ったりだとか、日記を書いたりだとか、お気に入りの音楽を聞いたり。こういった行為を通して思い出に浸ったり、日々の活力を得たりする人が居るのでは?という事例をいくつか並べて見ました。

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そして次の2つのHMWに対しては具体的なアイディアを並べてみました。例えば、旅先で知り合った人と、SNSで繋がったりだとか、ポストカードを送ったり、Airbnbのように、お互いの地元に遊びに行ったりというのがありえるのでは?という事ですね。

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最後のHMWに対しては、こういう風にして写真を活用してコミュニケーションする事例はあるよねと幾つかのサンプルを。例えば、フォトブックを作ってプレゼントというのはあり得るでしょうし、コルクボードに写真を飾ったりだとか、スマホからポストカードやカレンダー等を注文したり等を例としてあげました。

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ブレインストーミングの様子は後日書きたいと思っていますが、終了後に参加者に話を聞いてみると、こういった資料があったおかげでHMWの意図だとか、欲しいアイディアの方向性が比較的明確で良かったと言われましたし、なかなか良かったのでは、と思っています。