デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

クレジットカードが約36万円分、不正に使用された件について

私が普段使っているクレジットカード(セゾンカード)がスキミングされ、不正に利用されたようなので、その顛末をまとめてみました。なお、今後の進展に応じて随時内容を更新する予定です。

1.事件発覚(2016/2/6 10時頃)

クレジットカードの利用明細を見ていたら、下記のような見慣れない利用履歴があることに気がつきました。

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キャッシングが8回。一回に3万6千円から5万5千円が引き出されていて、合計金額としては36万円にもなっている。当然のことだけれど記憶が無い。

Twitterでつぶやいてみたところ、下記のように、これらは中国の大連と深センのATMで引き出されたものらしいということを教えて頂いた。

当然の事だけれど、私は深センにも大連にも行ったことが無いし、そもそも同じ日に深センと大連を行き来するのだって結構な難易度であるように思う。と言うことで普通に考えればスキミングされてしまったんだろうなぁと想像がつく。

2.クレジットカード会社に連絡(2016/2/6 10時半頃)

当然だけれどクレジットカード自体は手元にあるのでカードの裏に書いてあるインフォメーションセンターに電話してみるも、営業時間が10時から17時までとのことで、連絡がつかない。

上記被害にあったのはセゾンカードなのだけれど、調べたところ、インフォメーションセンターとは別に紛失盗難窓口というのも開設されており、こちらは24時間営業であるらしい。

www.saisoncard.co.jp

残念ながら私が今いるデンマークには窓口が無いのだけれど、EU内なら電話代もあまり変わらないのでとりあえずイギリスにかけてみた。

事情を説明して、中国国内で上記金額が引き出されて居る事を担当の方にも確認して頂いた。とりあえず、その場で行った事は下記の2点。

  • 手元にあるクレジットカードを利用停止
  • クレジットカードの再発行依頼

当然のことではあるけれど、今回の件ではクレジットカード番号とともに暗証番号も合わせて漏れていると考えられる。そのため、これ以上の被害を防ぐためにもカードを無効にする手続きを取って頂いた。

ただし、カードが無いと生活に支障が出るのも事実であるから、再発行依頼もお願いした。カード再発行に関しては、後ほどVISAの担当者の方から連絡が行きますと言う事であった。

3.VISAからカード再発行について電話がある(2016/2/6 13時頃)

VISAの担当者(電話番号を見るとアメリカからであった)から電話がかかってきてクレジットカード再発行の手続きを取って頂いた。UPSで配達されるらしいのだけれど、受取人のサインが必要とのことで、自宅ではなくCIIDに配達していただける様にお願いした。いつ届きますか?と聞いたら2日後の午前中までにはと言う事でした。

あとで調べてみたところ大抵のカード会社が緊急再発行と言うシステムを用意しているらしい。ただし、海外でしか使用できないカードとのことで、日本帰国後に再度再発行手続きを行う必要があるようです。

trendy.nikkeibp.co.jp

4.カード発行会社からカード再発行について電話がある(2016/2/8 9時頃)

カードの発行元会社から私の携帯に電話がありあした。ただし、自転車運転中で電話に気が付かず、取ることが出来ず。着信履歴に残っていた番号にかけ直したところ、自動応答に繋がってしまい拉致があかないので、再度電話があるのを待つことに。

5.VISAから緊急発行カードが届く(2016/2/8 11時頃)

CIIDにUPSで緊急発行カードが届きました。

中身はこんな感じで、中にカードと説明書が入って居ました。説明書は英語を始め、様々な言語で書かれており、おそらく世界共通のパッケージなんだろうなぁと予想。

6.カード発行会社からカード再発行について電話がある(2016/2/9 9時頃)

カード発行会社から再度電話があり、今回の件について色々とやり取りを行いました。一番重要なポイントとしては、今回のスキミング被害に関しては支払い免除されるということです。

不正使用の場合の扱いについて調べていたところ、下記のブログに辿りつきました。

cards.hateblo.jp

上記記事を読むと、不正使用の場合、基本的にはカード会社が補償してくれるようですが、しっかりと例外事項も書いてあります。それは暗証番号が漏洩した場合。

今回の場合、中国国内のATMでキャッシングが行われているので、暗礁番号も合わせて漏れていると考えるのが当然であり、免除されるのかどうか少し不安でしたので本当に良かった。

また、緊急発行カードから、本カードにいずれ切り替える際には暗証番号も変えて下さいとお願いされました。コペンハーゲンの住所に暗証番号切り替えのための書類を今後送ってくださるとのことです。 

7.今後の事

とりあえず、カードも再発行されてちょっと安心なわけですが、心配なのは今後のことです。つまりどこでスキミングされたのか?ということ。カードを再発行されたとしても、これまでと同じ店舗で同じようにカードを使用していたら同じような被害に会うことも当然考えられます。

ネット上でスキミング被害について検索してみると銀行ATMで被害に合われている方が多いようです。事実、私も過去に被害にあったカードを使用して国際キャッシングを利用するために銀行ATMを使用した事が有ります。

ただ、疑問なのはその際にはいくらかのまとまった金額が必要だったために、セゾンカードだけではなく、三井住友VISAカードや楽天カード、JALカードでもキャッシングをしており、なぜ被害にあったのがセゾンカードだけなのか?かが疑問に残ってしまうのです。

一方で、一般の店舗でカードを利用した時に被害にスキミングされたのだとしたら、私はスーパーやレストランなどに行くのが主で、そんなに怪しいお店には行った記憶は無いだけに、余計にちょっと怖いんですよね。そもそもヨーロッパの店舗ではクレジットカードの読取機が客側についていて、店員にカードを渡すと言うことがほとんど無いので、いったいいつの間に、と言う疑問が尽きません。

とりあえず、現時点では上記のような状態です。よかったよかった。