こちらで最近の話題と言えば、EURO2016とイギリスのEU離脱問題。イギリスの問題に関して我々が出来る事は何もありませんが、サッカーは応援する事ができます。
毎年この時期になるとDR(デンマーク国営放送)がIsland Bryggeに大きなスクリーンが設置して、サッカーの試合を中継してくれており、試合の時間になると多くのデンマーク人が集まってきます。
スクリーンの前は芝生になっており、みんな思い思いにピクニックシートを引いて寝っ転がったり、買ってきたピザをつまんだり、コンロと食材を買い込んでBBQをしていたりと、それぞれ好き勝手過ごしながらサッカーを観戦しています。
とはいえ、画面に集中している人ってのも実はあんまり居なくて、みんな結構おしゃべりに夢中です。結局のところサッカー観戦が目的というよりは人と集まっておしゃべりする口実が欲しいだけなのではと思わないところも無いのですが、デンマークにはHyggeという言葉があります。
私も完全に理解しているわけではないのですが、下記のような説明をしているサイトがありました。
ヒュゲ hygge とは、デンマーク特有のもので、外国語に訳すことはできないと言います。 実際、スウェーデン語には hygge に値する言葉がありません。 「Mysig (スウェーデン語で、暖かくて居心地の良いという意味)とは違うの?」と聞くと、「それがスウェーデン語では一番妥当な単語だけど・・・ピッタリ当てはまるわけじゃない。 Hygge は、もっと意味が深くニュアンスが広く、とにかくデンマーク独特なんだよ」と言います。
それは、ゆったり寛いだ雰囲気だったり、家族や友人達と共に過ごす心安らぐひとときだったり、夏の夕べに涼しい風に吹かれながらビールを味わうことだったり、寒い冬に暖炉で暖まる部屋の中で皆と語らうことだったり、おいしい食べ物やワインをゆっくり楽しむことだったり、窓辺に燈るキャンドルの火を見つめることだったり・・・ 精神性や哲学にも(?)通じ、デンマーク人が、とても大切にすること。 それが、hygge。
つまり、人とのおしゃべりだとか、そういうコミュニケーションってのをデンマーク人はとても大切にしているんですよね。日本でも、多くの人が友人や家族とのコミュニケーションってのを大切にしているとは思うんですが、それとはまたちょっと違う感じがするんですよね。もっとのんびりした雰囲気と言うかなんというか。
最近、こういったのんびりとしたデンマークならでは雰囲気が結構好きになってきています。ただ、ヒュッゲ良いよ!ってアピールしようとしても実際に住まないとわからない事なので、中々難しいですよね。