コペンハーゲン中央図書館にてリサーチ中、Twitterにて「えほんのたね」というプロジェクトの事を教えて頂きました。
詳細は上記リンク先を覗いて頂ければと思うのですが、プロジェクトを通して日本語の絵本を図書館に寄贈することによってそれらが貸出可能になり、デンマークに住む日本人が子供に日本語の絵本を楽しむ事が出来るようになる、というものです。
デンマークの公用語はデンマーク語ですから、図書館に置いてある書籍の大半はデンマーク語になるわけですが、日本をルーツに持つ親としては、やはり子供に日本の文化にも触れさせたいと思うのは自然な事であり、そういった需要に答えるためにこういったプロジェクトは大変意義があるものだと思います。
また、絵本って実は外国語であったり、外国の文化、価値観を学ぶにも良い教材だと思うんですよね。例えば、コペンハーゲンではBook Startというプロジェクトがあり、図書館員が子供を持つ家庭を訪問して本を届けるという試みも行われています。届けられる本は外国人家庭であってもデンマーク語のものなのですが、面白いのはこういった子供向けの本を通して、親御さんもデンマークについて、デンマーク語について理解を深めてねという意図があるということ。確かに子供向けのものであれば出てくる内容も簡単なものであろうし、子供と一緒に勉強するということも出来るのでしょう。
さて、コペンハーゲン中央図書館に実際にどのような絵本があるかを見てみたところ、下記のように、誰もが一度は見たこと、読んだことがあるような絵本が揃っておりました。日本から遠く離れた地デンマークで、こういった絵本に出会え、懐かしい気持ちになりました。