デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

コペンハーゲンでの家探し

コペンハーゲンでの家探しはとても大変だと聞いては居たものの、実際に自分がやってみないと中々わからないものです。

コペンハーゲンで家を探すと言った場合、幾つかのパターンにわけられると思うんだけど、ひとつはルームシェア的に入れる部屋を探す場合。この場合は大家さんから借りると言うよりは、ルームメイトとなる人が「一部屋空いてるんだけどどうですか」と募集を出す場合が多いのかな。そしてもう一つが、大家さんから直接借りる方法。これは、日本で部屋を借りると言った時に一般的な方法なのかな、と思う。

で、何故こちらでルームシェアが一般的になっているのかなぁと考えてみたのだけれど、そもそも日本と違ってこちらには、いわゆるワンルームマンションがほとんど存在しないんですよね。多くの物件は2ベッドルームとか、3ベッドルームとかそれ以上で、たまに1ベッドルームがあったとしても、本当にだだっ広い一部屋って意味であって、日本における6畳や8畳の部屋とキッチン、バス、トイレみたいなのとは全然違ってくるのです。

そんなわけだから、特にお金の無い学生さんとか、少しでも生活費を安くあげたい人は、2ベッドルームや3ベッドルームの部屋を複数人で借りて家賃をシェアすると言う方法が一般的になったのかなと思います。

しかしながら、その部屋探しと言うのがとても難しい。だいたいは下記にあげるようなサイトを使用して探すんだろうけど、そもそも掲載されている物件が殆ど無いのです。もちろん、私が物件探しをしている今の時期が年末年始だからだということも無くは無いのでしょうけれど、条件を絞って行くとほとんど物件が残らなく、なんなんだこれは、という気持ちになる。

www.boligportal.dk

 

www.dba.dk

boligsurf.dk

また、日本人にとって家探しを難しくしている原因がもう一つあるのかなと思う。DBAに関しては、家主に文章でメールを送れるから良いのだけれど、boligsurfとboligportalに関しては、家主の電話番号が書いてあるだけ。電話で、英語で話をしなければ行けないと言うのは、英語が苦手な外国人に取っては中々ハードルが高いんじゃないかと思う次第である。しかし、その一歩を踏み出さないことにはいつまでたっても部屋が借りられないわけで、綿密に頭の中でシミュレーションを行ったうえで電話をかけるしか無いのである。