デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

クロアチアからイタリアにアドリア海を船で渡る

クロアチアを観光した後どうしようかなと思って居たのです。クロアチアはわりと縦に長い国で、国内、国外ともに交通網がそこまで発達していない。スプリトやザグレブ、ドゥブロヴニクに空港があるものの、国際線がそこまで発着しているかというとそうでもない。そのため、他の国に移動しようとするとそれなりに手段が限られてしまうのです。

ひとつは北。ハンガリー方面やスロベニア方面に鉄道やバスで抜ける方法がある。しかしながら私はそもそもハンガリーから来たわけだし、申し訳ないけれどスロベニアにそこまで興味が無い。

他の選択肢としては、東や南、つまりボスニア・ヘルツェゴビナやモンテネグロ、アルバニア方面に抜ける方法があるものの、こちらは北に行く以上に交通手段が限られてしまうし、その後の移動先がかなり限られてしまう気がする。

そこで西へ行く事にした。西と言うのはつまりアドリア海であって、イタリアである。イタリアのローマなどまで行けば飛行機もたくさん飛んでいるだろうし、どこへでも行けるだろう、と言うことである。

クロアチアのスプリト発のフェリーを調べてみると、イタリアのアンコーナと言うところへフェリーが出ている事がわかったので早速チケットを購入して乗船待機。船ははいくつかの会社の物があったのだけれど、一番安かったSNAVと言う会社のものを購入。下記写真に写っている一番大きな船がそうらしい。

船を近くから見たところ。船はフェリーのようで多くの車が順番待ちをしていた。大型トラックも泊まっており、きっと現地の人に取っては重要な交通手段のひとつなのだろうなぁと思うなど。

私も早速船の中に入る。船の中にはエスカレータがあったり、ラウンジがあったりと、船の中とは思えないような豪華な作りです。

そして私の部屋がこちら。チケットを購入するときに、いくつか選択肢があって、一番安いものだとデッキ、そしてその上に個室があって、個室にもいくつかランクがある。3月末とは言え夜はそれなりにまだ寒い中、流石にデッキは死ぬだろうと思って一番安い個室を取りました。ベッドは確かに小さめだけれど、十分な広さです。

窓から見える景色。まだギリギリ明るい感じでした。

部屋に荷物を置いたあとは、早速、中を探検してみる事に。なんと教会があったり。

 

映画館まであるようです。

そして個室ではない部屋を発見。もしかしてデッキってここの事だったんでしょうか。

そうこうしているうちについに船が出港です。

星がとても綺麗でした。

ちなみに、船の中のレストランで食べた食事がこれ。そこまで美味しいわけではないけれど、値段を考えると十分かなと言う感じ。

朝起きて、朝食会場に行ってみると、レストランのソファで寝てる人が居ました。ここで寝るのもありなのか…。

朝食はクロワッサンとコーヒーが配られていました。ちなみにチケットを見たところ夕食と朝食のセットで15ユーロが加算されていました。晩ごはんのボリュームを考えるとコスパは比較的高いのでは、と思えます。

朝食を食べた後デッキに出てみると、イタリアの陸地が既に見えていました。

船が着岸すると、みな一斉に降りて行きます。

船から降りた後、振り返ってみました。大きいです。

私はこんなにも長時間、船に乗るのは初めての経験だったのですが、これはこれで面白いなと思いました。時間とお金があれば豪華客船のクルーズにも興味が有るけれどきっと定年後とか、そういう感じになるんだろうなぁ。

さて、この後はアンコーナ駅からローマに鉄道で向かいます。