デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

未来をデザインするために

Future未来を予測すると言ってしまうと大げさなのだけれど、例えばデザインプロジェクトにおいて、20年後とか50年後のためのビジョンを作ってください、のようなものがある。

こういった場合に、いきなり予測するのもそれはそれで面白いのだけれど、ひとつ仮定を置いてしまうのは有効なテクニックであることが多い。

例えば、将来、リアルタイムの高精度な自動翻訳システムが登場することは想像に難く無いわけで、これは言ってしまえば、世界中の人がコミュニケーションを行う上で言語的な障壁が無くなるということなんですよね。そこで、下記のような仮定を置いたりします。

世界中の人が1つの同じ言葉を使っていたらどうなるか?

面白いのは、下記の質問と本質的には同意という事なんですよね。

リアルタイムの高精度な自動翻訳システムが一般化したらどうなるか?

 だけれど、前者のほうがアイディアを出しやすい。おそらくどのような世界になっているかがイメージしやすいんだろうなぁと思います。このような仮定をうまく設定する事によって、アイディアが出やすい環境を作り出し、場をコントロールするというのも大事なテクニックなのだろうなぁと感じます。