デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

ピレネー山中の小国、アンドラ公国へ

以前からやってみたい事がありました。それはフランスからアンドラ経由でスペインに行くこと。アンドラと言うのは、フランスからスペインに向かう途中、ピレネー山中にある小国のことです。アンドラに何があると言う訳でも無いのですが、こういうマニアックなあまり人が行かなさそうな国、ちょっと行ってみたいじゃないですか。

と言うことで、ローマからトゥールズに飛び、アンドラを目指す事に。トゥールズ空港から出ると、かっこいい路面電車が止まっていたので、これを使用してトゥールズ駅まで向かうことに。

トゥールズ駅のバスターミナルに行くと、アンドラ行きのバスが停まっていました。ネットでチケットを購入することも出来るのですが、直前過ぎてオンラインでの購入が締め切られていたので、直接運転手さんからチケットを購入。

ちなみに、調べたところ、鉄道でロスピタレ駅(L'Hospitalet-près-l'Andorre)まで行き、そこからバスに乗ってアンドラへ行くことも出来るようですが、バスの本数が早朝と夜にしか無く、とても中途半端なので直通のバスに乗るのが楽なようです。

ネットを検索すると、ロスピタレ駅からヒッチハイクでアンドラまで行った人も居るようですが、流石にそこまでする度胸がありませんでした。

アンドラはピレネー山中にある。と言うのは前述した通りですが、かなり標高があることもあって、雪が多く残っていました。しかし今回の旅は、アテネのように半袖で過ごせるところから、プリトヴィッツェ湖やピレネーのように雪がまだまで残って居るところまで温度差が激しい旅になってしまいました。同じヨーロッパとは言え、場所によって全然違うのが面白いですね。当たり前なんですが。

アンドラ到着後の周りの様子はこんな感じ。当たり前なのですが周りは山に囲まれています。

川沿いには桜も咲いていてとても綺麗でした。日本を離れて桜を見れたことにも驚きですが、桜に反応してしまうあたり、日本人なのだなぁと再認識。。

さて、アンドラといえば、温泉があることでも有名です。デンマークには残念ながら温泉は無いのですが、ハンガリーなどヨーロッパの幾つかの国には温泉が湧いていて市民から親しまれているようです。温泉大国日本から来た私としては、ヨーロッパの温泉と言う物を一度ぐらいは体験して置かなければならないと思い、行ってみることに。

ちなみに、この温泉の入浴料、一人約4000円と、日本の感覚からするとかなり高額です。にも関わらず結構な人が訪れているのは、他に競合が居ないからと言うことであり、利用客はこの施設にそれだけの価値を見出していると言うことなのでしょうか。

 

受付でお金を払って中に入ると、まずは更衣室兼ロッカールームに出ます。ここで着替えて荷物をロッカーに入れて、お風呂に行くわけですね。

そして中の様子がこちら。こちらの温泉は水着着用と言う事もあり、カメラを持ち込んでいる人が結構いました。

外の様子はこんな感じです。

サウナもありました。

温泉と言ってしまうと、40度前後のお湯を想像してしまうのですが、ここは30度程度のお湯が貼られていて、温泉と言うよりは温水プールと言う感じ。実際、泳いでる人も結構居ました。あんまりお風呂に入った気はしませんが、まぁこれはこれでありなのかな。

ちなみに、お土産コーナーで売られていたおふろグッズがとてもかわいかったです。美味しそう。

ところで、街の中のパン屋さんで見つけた人形たち。百歩譲ってケーキ屋でこういうのを売っているのならわからなくもないんだけれど、パン屋さんに売っているこれは何に使うんだろうか。

結局、アンドラには一泊して、翌日のバスでスペインのバルセロナに向かうことに。

スペインとアンドラの国境はこんな感じ。パスポートコントロールはありませんでしたが、トランクを開けて荷物のチェックを行っているようでした。

ところで、アンドラは買い物天国とも言われています。税金が他の国と比べて安いからとのことなんだけれど、幾つかの店を見て回った感じだと、そこまで安いかな?と言う感じ。大量に買うのなら話は別かもしれませんが、スペインやフランスからここまで来る交通費をペイ出来る程ではないのでは?と言うのが正直なところ。

とはいえ、それなりにスペインやフランスから多くの人が来ているところを見ると、買い物だけでなく、スキー場やトレッキング等の目的の人も結構居るのかも知れませんが。