デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

こちらに来てから一ヶ月半が経過して思うこと

気がつけば既に2月になっていて、こちらにきてから1ヶ月半が経っていました。これほど時間が早く経つというのも私の人生の中であまり記憶になくて、強いて言えば、とある組織で宇宙開発やってた時とか、未踏の時とかぐらいでしょうか。毎日が忙しいというのは事実なのだけれども、毎日が刺激だらけで、とても充実していると言うかなんというか。

こんな風に毎日を過ごせている事はとても幸せな事だとは思うのだけれど、このままだとあっという間に留学が終わってしまいそうなので、毎月振り返りでも書こうかなと思っています。今月は2月もそろそろ中盤になってしまっているけれど、できれば来月からは上旬のうちに。

ということでここからが本題。

英語つらい

1月はどうだったかというと、やはり主に英語力的なハードルが辛かったなーという感じがある。周りが何の話をしているのか全く聞き取れないのでとても焦るし、昼休みなんかは、みんなが同じテーブルを囲んでご飯食べてるのに、自分だけ話題にいまいちついていけておらず、とても苦痛な時間だった。

けれども、そんな中でも一ヶ月もしてくるとそれなりに周りが何を話しているのかわかってくる。雑談の中に積極的に加わって行くというのは今の私にはまだ出来て居ないのだけれど、以前より聞き取れるようになっている(気がする)というだけでも、多少は成長してるんだろうかと自信につながってくる気がする。昼休みはいまだに苦痛な時間のひとつなので、外に食べに行くことが多いのだけれど。

また、授業の中のディスカッションでも、周りについていけることが増えた気がする。以前は、ディスカッションに加わってはいるものの、話の流れをうまくつかめずに空気の読めない発言が多かったような気がするんだけれど、最近では流れを把握したうえで「彼はこう言っているけれど、僕はこう思う」とか、会話の流れを理解したうえで発言出来る様になった気がする。あくまでも自己評価なのだけれど。

そうこうしているうちに何人か仲の良い友達が出来た。これも私が勝手に思っているだけの可能性はあるのだけれど、積極的に話しかけてくれて大変有り難い。日本人が一人なので、珍しがられているだけという可能性も捨てきれないのなけれど。

自分をいかにアピールしていくか

こちらの人は自分のアピールがうまいなと言うのは改めて思う。自分はこんなことが出来るとか、自分はこんなことが好きだとか聞いても居ないのに積極的にアピールしてくる。

私はどうか、というとあまり自分から自分の事についてしゃべらないせいだろうか。今やっていることについては喋ったりするけれども、過去に取り組んだプロジェクトだとか、自分のスキルについてはあまり話をしないせいで、話せば面白いんだけど良くわからない奴みたいな評価を受けてしまった。

私自身が出来る事。エンジニアリング的な話だったり、ソフト開発、デモ用の回路作りなど。こういったあたりで何かしらの協力であったり貢献が出来るはずなので、言葉にまだ不自由な点があったとしても、俺はこれが出来る、手伝えるってのを示すのが良いのかなと思った。

自分が成長しているか否か

最近、ある人のFacebookで下記のような書き込みを見かけた。

「今、私充実してる!伸びてる!」って自分で思う時は能力は現状で停滞していて「どうしよう、私何もできない・・・!まずくない?」と焦っている時は後から見るとめっちゃ伸びてる時ってこと。 

自分が成長しているかどうかをリアルタイムで自分で判断するのは、やはりとても難しいんだろうなと思う。私のこれまでの経験では、楽しい時って実はあんまり成長してないのかもしれない。冒頭に書いた、宇宙開発や未踏など、これらは確かに楽しかった。でも、それで成長したかというと、それまでに蓄えた技術や知識を動員してプロジェクトをする事が出来たから楽しかったと思う事も出来るのかなって。

ゲームで例えると、強い敵に出会って一旦退散してレベル上げたあとに挑むと意外とあっけなかったりするんだけど、その時の俺TSUEEEEE感ってめっちゃ楽しいし好きだし楽しいんですよね。だけど、その瞬間は実は伸びていない。レベルが上って自分の実力で倒せるから楽しい!って感じるだけであって。そういう意味で、私は今本当に成長しているのか。周りに自分と同じ専門性を持つ人が居ないから、俺TSUEEEEE感を覚えているだけなのかは、ちょっと見極めないと行けないのかもしれないなとは思うのです。

そういう意味で、英語に関しては、今レベル上の最中なんだろうなとは思います。だって楽しくないもん。これが楽しめるようになれば、もっと良いんでしょうけれど。