デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

ビジネスモデルの分析と改善提案

デザインfroリアルワールドの講義の中では経営のシミュレーションに引き続き、企業のビジネスモデル、強み、弱みなどの分析をした上で、何らかの新たな提案を行いましょうという課題に取り組んでいます。

なお、これまでの講義内容はこちら。

ddcph.hatenablog.com

ddcph.hatenablog.com

今回授業の中で取り上げた企業は下記の5つ。Wasbar、Kiva, Warby Parker, Pinterest, Shapewaysです。Pinterest以外は知らない企業だったのですが、周りの人からするとわりと知っている企業らしいのですが私はまったく知らず、こんな企業があるんだ!と大変興味深く取り組んで居ました。

WASBAR

まず、Wasbarはランドリーが併設されたカフェを行っているベルギーの企業です

www.kiva.org

Kivaはマイクロファイナンスの企業です。発展途上国で事業を行おうとする人を見つけて、先進国の貸し手とのマッチングを行うビジネスを行って居ます。

www.warbyparker.com

Warby Parkerはメガネのオンライン販売を行って居る企業です。日本だとJInsだとかZoffみたいな感じでしょうか。Warby Parkerの面白い点はメガネをひとつ購入すると、発展途上国にメガネをひとつ寄付する事が出来るというもの。

www.pinterest.com

Pinterestは説明不要かと思います。

www.shapeways.com

Shapewayは3Dプリンタデータを出力してくれるマーケットプレイス的なサービスを行っている企業です。

これらの企業について調査を行い、強みだとか弱みだとかの検討を行い、新たな提案を行うわけです。

しかしながら、企業に着いて調べて見るというのは非常に面白い。例えばWarby Parkerは社会貢献をしているというブランディングを行いつつビジネスをしているわけです。

普通に考えると、メガネを一個売り上げる毎に発展途上国にメガネを寄付するだなんて、コスト的に不利なんじゃないの?純粋にメガネだけを売る競合他社が出てきたらどうするの?と思うところなのですが、メガネそのものの原価って調べて見るととても安いんですね。特に固定費、変動費で考えた際に、材料はそんなに高価ではありませんから、メガネをひとつ余計に作ったところで、限界費用的にはあまりインパクトがありません。なるほど、だからこういうことが実現可能であって、それを武器にブランディングして成長しているんだな、などということが見えてきて大変面白いなと感じました。