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デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学の日々について書いています

How Might We Questionでレッドオーシャンを回避出来るのか

下記の記事で、Arcdiveについて書いたんですが、これ作ってる時に競合サービスの調査とかもするわけです。

ddcph.hatenablog.com

名前が出たのは、Pocket、Medium、Instapaper、Readability、ReadKit、Flipboard、ReadingPackだとかだったかな。まぁ、言うまでもなく、情報のキュレーションサービスって腐る程あるわけです。

いくらユーザリサーチをして、そこにニーズがありそうで、自分たちのアイディアでそのニーズを満たせそうだからと言って、カテゴライズされてしまえばレッドオーシャンのど真ん中に飛び込んでいくべきなのかっていうのは、正直なところ難しい問題だよなぁとは思うんですよね。

タイミングさえ合えば、投資は受けやすいかもしれないけれど、競合が多いと言うことはすなわち勝ち抜くのも難しいという事でもあります。スタートアップを始める理想としてはブルーオーシャンを見つけて、小さくスタートして、その市場を独占し、それを足がかりにして大きく育てる。という事なのでしょうけれど、そのためには何が必要なのか。

我々のデザインプロセスを振り返って見ると下記のような手順でやってるんですよね。

ddcph.hatenablog.com

上記の記事から該当しそうな部分の見出しを抽出すると、下記のような感じでしょうか。

  1. デザインリサーチを行う
  2. デザインリサーチで得られたものを整理する
  3. How Might We Questionの作成
  4. アイディア創出

これを見てふと思ったのはHow Might We Questionを作成した段階でアイディアがレッドオーシャンか、ブルーオーシャンかおおよそ決まってしまう可能性があるのではないか、ということであり、いかにユニークなHow Might We Questionを立てるかが重要なのではないか、と言うこと。

もっともレッドオーシャンか、ブルーオーシャンかを考慮する必要性があるかというのは、デザインする対象によっても考慮しなければならない事であって、実際には場合場合によって異なるのかな、と言う気もするんですよね。

例えば、以前公共のスポーツ施設の改善プロジェクトに取り組んだわけですが、ぶっちゃけて言ってしまえば、同様の施策を他の地域の同様の施設がやっていても、大した影響にはならないわけです。これはおそらく地域のピザ屋であったり、他の企業でも良いんですが、ユニークであることを求められないデザイン課題っていうのは結構あるんだろうな、と思うわけです。この場合、ユーザの抱える課題や条件が同様ならば他で行われている施策を流用することも可能性としてはあるわけです。

一方で、グローバルにビジネスを行っている家電メーカーが新製品を企画するような場合であったり、これから新しい事業を起こそうとするようなスタートアップである場合、アイディアに競合がどの程度いるかというのはとても大事な要素だと思うのです。個人的に、興味がある仕事というのは後者なわけですが、そのためにどのようなHow Might We Questionを立てれば良いのか、そのHow Might We Questionを評価は可能なのか、それともアイディア創出まで行ってからブルーオーシャンかどうかを判断せざるを得ないのか、というあたりは少し気になるところです。もちろん、いずれにしても判断は必要なのでしょうけれど。