デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

外人のハンバーガー好きは異常

海外で現地の人に、どこかおすすめのレストラン無い?って聞くと高確率でハンバーガー屋の名前があがってくる。これはコペンハーゲンだけでなくて、ヨーロッパの幾つかの地域で共通である。

日本だとハンバーガーといえばマクドナルドやモスバーガーのイメージが強すぎて、どこまで行ってもファーストフードと言う印象が拭えないハンバーガー屋さんなのだけれど、こっちだと立派なハンバーガーレストランが軒を構えているのである。

もちろん日本にもクアアイナだとか、そういうちょっと高級なハンバーガーと言うのは存在するのだけれど、こちらはあちこちにそういったハンバーガー屋さんがあるのである。もっとも、聞く相手が学生だとかで、まともなレストランに入る金が無いと言うのはあるかもしれないのだけれど。

ちなみに、コペンハーゲンで、ちゃんとしたハンバーガー屋さんに入ると、ハンバーガーひとつで100クローナ(おおよそ1700円)で、ポテトをつけると2000円を越える。そして飲み物を頼まないわけにも行かないので、3000円弱のコースである。日本だと、ちょっとしたレストランに行けるぐらいの価格だろうか。

しかしながらコペンハーゲンでちゃんとしたレストランに入ろうものなら最低4000円は覚悟しなければならないので、貧乏学生にとっては、これでもそれなりの贅沢だとも考える事ができるし、彼らに聞く限り、この価格は安いと思っているわけではないけれど、それなりの価値を認めているんだろうなと思う。もちろん彼らがマクドナルドやバーガーキングの存在を知らないわけはないので、同じハンバーガではあるものの、別物の捉えているんだろうなという気もするのです。

日本の寿司において、ファーストフード的な回転寿司と、回らない寿司が共存しているようなものなのかもしれないけれど、なんとも不思議な感覚である。