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デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学の日々について書いています

デンマークにおける医療の考え方

ヘルスケア 生活

デンマークの諸制度に関するデンマーク大使館のつぶやきをまとめた物がはてなブックマークで注目を集めているみたいです。

togetter.com

たしかに、これだけ見ると、すごい良さそうな国に見えるけど、実際に住んでいる人の話を聞いている色々大変そうだ。特に、医療費に関してはわりと賛否両論あるようで。

例えばこのつぶやきにあるように、デンマークにおいて医療は無料だ。市民権を得るとかかりつけ医が決定されて、何かあればに連絡を取り、診察の予約をする。外国人であってもCPRナンバーを取得すれば、かかりつけ医が設定されて適切な医療を受ける事が出来る。

ただし、かかりつけ医に診てもらうためには、多くの待ち時間が必要で、早くても数日後、長いと一ヶ月後だったりするようだ。そうなると、軽微な風邪なんかだとお医者さんに診てもらう前に治ってしまう場合が多いかも知れない。また、診察においても不必要な処置はなるべくしないと言う方針だそうで、ほっとけば治るような症状に対しては治療と呼べる処置をしてもらえない場合も多いそう。

日本の場合、少しの違和感で医者に行ったりするし、ちょっとした症状でも色々な検査をしてくれたりするので、デンマークとの医療の考え方に違和感を覚えるかも知れない。もちろん、お金はかかってしまうが民間の医者と言うものもあるようで、そちらへ行く人も多いらしいが。

ただし、デンマークのすごいところは、必要な処置だと判断されれば本当に医療費がかからないところ。例えば、何らかの手術が必要で、それがデンマーク国内で実施出来ない場合、海外への移動費、宿泊費、海外での手術費など、すべて国が面倒を見てくれるとのこと。

このように、お金をかけなくても重大な問題にならない場所に対してはとことんお金をかけないが、お金をかけるべきところには惜しまずにかけるというメリハリの付け方に関しては賛否両論あるんだろうと思うが、医療費の財源である税金に限りがある以上、国民が納得できる形で配分して国を運営していかなければならないんだろうな、と。

日本の場合、毎年医療費に関する歳出が増え続けて居るが、医療費はある種の聖域とも見られて居る気がするし、それをどうやって削ろうと言う議論をあまり見かけない気がする。もちろんこれはこれで安心して生活出来るので良い国だと思うのだが、将来にわたって持続可能なのかと言う点を考えた時に少し不安になるのも事実である。