デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

デンマーク居住許可の申請

http://www.flickr.com/photos/67402116@N02/6268219958

photo by john.anes

居住許可(Residence Permit)について

日本人が海外に一定期間以上滞在する場合には、たいていの場合、居住許可(Residence Permit)と言うものが必要になる。居住許可が必要になる期間は国によって異なるんだけど、デンマークの場合、旅行者が居住許可無しで滞在出来るのは6ヶ月中3ヶ月となっている。これは連続3ヶ月では無いのがポイントで、例えデンマーク国外に途中で出たとしても、過去半年でデンマークに3ヶ月以上滞在することが出来ないことになっている。仕事だとか大学に通うだとかいう理由でこれを超えてデンマークに滞在しようと思う場合は、居住許可を得る必要がある。

通常、海外に滞在するときに必要になる許可って言うと、ビザのことを思い浮かべる人が多いと思う。だけど、特にヨーロッパのシェンゲン協定国においてビザって言うと、居住許可とは別物で3ヶ月間の滞在許可のことを指すらしい。そのため、向こうの人につい「ビザ」って言ってしまうと混乱を生じさせてしまうので注意が必要である。

なお、日本人はそもそもビザ免除されているので、日本人にとってシェンゲン協定国におけるビザは無縁なものと考えて良いようだ。

居住許可の申請方法

アメリカやイギリスとは異なり、デンマークの情報はネット上に少ないとはいえインターネットで検索するとデンマークに居住許可を得る方法を幾つか見つける事が出来る。だけどまずは、デンマーク大使館の下記Webページをまず見るべきかと思う。学生として行く方法、仕事でいく方法など、目的別に説明されている。

デンマークに行く

そして次に見るWebsサイトがデンマーク入国管理局が管理している下記のサイトだと思う。デンマーク大使館よりもより詳細な情報が掲載されているので、ここを読まずして居住許可の申請は不可能だと思う。

New to Denmark - the Official Portal for Foreigners and Integration

居住許可にはいくつか種類があるのだけれど、私の場合はWork and Residence PermitのAR1と呼ばれるものだった。これを申請するためにはまず、デンマーク国内での受け入れ先に、必要な情報を入力して頂き、その後、自身で必要な情報を入力する。この際に、大学の卒業証明や、勤務先の契約書、パスポートなど、幾つかの書類が必要になるので前もって準備しておくのが良いと思う。

居住許可を得られるまでの期間

居住許可が降りるまでにどれくらいの時間がかかるかは状況によってまちまちのようだけれども、下記のページに目安が書いてある。就業許可の場合は約1ヶ月、学生の場合は2ヶ月、ワーキングホリデーの場合は3ヶ月とのことであるので、いずれにしても余裕を持って申請しておく必要がある。

New to Denmark - Service goals

ちなみに私の場合は、1月からデンマークに行く予定で9月頭から準備を始め、デンマーク大使館に申請に言ったのが10月の頭である。先方に問い合わせたところ、12月の頭までには許可が降りるだろうと言われているが、どうなるだろうか。