デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

どのようにして問題を分析し仮説を立てるか

下記の記事で、サービスデザインに関するブリーフに関する説明を行いました。なお、ブリーフという単語を日本語にどう訳すべきかわからなかったのでカタカナのママ書いてしまったのですが、言ってみれば仕事の概要だとか指示みたいなもので、プロジェクトを…

既存オンラインサービスの分析から改善提案を行うブリーフについて

サービスデザインの授業の中で最後に取り組んだのは、実在の企業の持つ課題をブリーフとして与えられそれに対するソリューションを提案すると言うもの。4人から5人程度のグループに、下記のような課題が与えられました。ちなみに検討に使用する時間は約1日半…

コンセプトとその持続可能性について

このブログでも紹介したことがあるのだけれど、かつてコペンハーゲンには廃棄食材を活用したレストランがあった。 ddcph.hatenablog.com しかしながら、上記のレストランは先週末、2016年8月19日で閉店してしまったようです。このように、大変素晴らしいコン…

コペンハーゲンプライド2016に行ってきた

先週、コペンハーゲンでは、コペンハーゲンプライドと言うイベントが開催されていました。平たく言ってしまえばLGBTの方を中心としたお祭りではあるもののLGBTに限らず一般市民の方まで広く多くの方がお祭りとしてイベントを楽しんで居るように感じました。 …

工事現場でみつけた行き先ルーレット

コペンハーゲンのKongens Nytorv(コンジェンスニュートー)駅の近くの工事現場に上記の写真のようなものができていました。タイトルはOASES IN COPENHAGENというようです。 これが何かと言うと観光の行き先を決めるためのルーレットのようなのですね。ルー…

口頭試問に大きな時間をかけるがデンマーク流

学生の評価をどうするかと言うのは、どこの国のどこの学校の先生であっても悩ましいところでは無いかと思うのですが、日本とデンマークで大きく違う点を上げるとすれば、ペーパーテストよりも口頭試問を重視すると言う点があげられます。 口頭試問を重視する…

図書館の改善案についてプレゼンテーション

三週間に渡るサービスデザインに関するプロジェクトも終了し、本日はプレゼンテーションが行われていました。 今回のプロジェクトは、コペンハーゲン中央図書館をクライアントとして彼らのコンセプトであるSmarter Togettherを推進するための提案を行うと言…

デンマークの携帯電話料金について

デンマークは物価が高い。そんなわけだから、携帯電話の料金も高いんでしょう?って思われがちなのだけれど、私個人の感覚としては、不思議な程に安いと思っている。これに関して、実際に料金を示しながら紹介しようかと思う。 まず、デンマークにおける携帯…

コペンハーゲン中央図書館の日本語絵本コーナー

コペンハーゲン中央図書館にてリサーチ中、Twitterにて「えほんのたね」というプロジェクトの事を教えて頂きました。 ehonnotane.net 詳細は上記リンク先を覗いて頂ければと思うのですが、プロジェクトを通して日本語の絵本を図書館に寄贈することによってそ…

シェアリングエコノミーネイティブとは何か

インタビューでお子さんを持つ親御さんの話を聞いている。私自身は日本で生まれ育ったので、デンマークに子育てというのは大変興味深く、かつ色々と新鮮なのだけれど、それでも私自身が子供だった時と比べて大きく違うだろうなと感じる点が個人同士のやり取…

デザイン思考の限界と可能性

コペンハーゲンに来られた某先生と話をしていた際に飛び出た話題なのですが、昨今、デザイン思考って世間で過剰評価されているのではないかと思います。世の中を見渡して見渡してみると、猫も杓子もデザイン思考だという感じで、イノベーションに必要なのは…

デンマーク全土に点在するケバブ屋兼ピザ屋兼ハンバーガ屋さん

コペンハーゲンにおいてよく見かけるお店の一つに、ピザ屋とハンバーガー屋と、ケバブ屋を一緒にしたようなお店があります。そこまで美味しいというわけでは無いのでしょうが、比較的安価であるし、そこまで外れも無く、現地の人には結構人気が有るように思…

YOBURGERへ

こちらの人、特に若い人はみんなハンバーガーが大好きです。どこかご飯を食べに行こうかとなったときに候補にあがるのは、だいたいハンバーガー屋さんからケバブ屋さんであることが多い。 そんなわけで、ランチで食べに行ったハンバーガー屋さんがこちらのお…

大きく考えると言うこと

デザインの課題に取り組んでいる際に教授から言われる事のひとつに「Think Big」と言うものがあります。 我々の組織CIIDは、Copnhagen Institute of Interaction Designが正式名称でして、ようするにインタラクションデザインに関する研究機関なんですね。イ…

プロトタイピングの計画について

コンセプトマッピングを行いアイディアをある程度明確にしたら、プロトタイピングの計画づくりを行います。プロトタイピングについて、一般的にはモノ作りのことを指すように捉えがちだと思うのですが、これは少し異なり、下記の記事でも少し触れましたが、…

アイディアのコンセプトマッピング

アイディア出し後は、コンセプトマッピングを行います。コンセプトマッピングは下記の記事のコンセプト作成でも少し触れて居ます。 ddcph.hatenablog.com アイディア出しを行ったとは言え、それらのアイディア入ってみれば思いつきで作った素案のようなもの…

How Might Weの設定からアイディア出しまで

下記記事の続きです。 ddcph.hatenablog.com オポチュニティの抽出までを行い、How Might We Questionの作成までを行いました。なお、How Might We Questionに関しては下記で詳しく書いているので、こちらを読んで頂ければと思います。 ddcph.hatenablog.com…

インタビューの内容をクラスタリングしてインサイトを抽出する

下記のようにしてリッチプロフィールを作成したあとは、この内容を分析して、どのようなニーズがあるのか、どのようなデザイン機会がありそうか等を導出するためにクラスタリングを行って行きます。 ddcph.hatenablog.com 今回の場合で言うと、In-depthイン…

インタビューから作成するリッチプロフィールについて

昨日はIn-Depthインタビューについて紹介しました。 ddcph.hatenablog.com このようにして行ったIn-Depth Interviewは下記のような流れで、リッチプロフィールの作成、インサイトの抽出と進めて行きます。 ddcph.hatenablog.com が、このプロセスも3回目な…

In-Depth Interviewで対象者からインサイトを引き出す

デザインリサーチ手法には色々ありますが、重要なものをひとつ挙げろと言われたらIn-Depth Interviewを外す事はできないと思います。 In-Depth Interviewを簡単に説明すると、対象者の経験や普段の行動、考えなどについて深く掘り下げながらインタビューを行…

Research Objectiveの設定と方針の検討

下記のようにAssumption Mappingを行ったあとは、実際のクライアントからブリーフの説明を受けます。 ddcph.hatenablog.com ブリーフについて説明を受けたあとは実際に図書館の中を見まわったり、取り組みに着いて司書さんから話を伺ったり等し、その後はチ…

Assumption Mappingの具体的な作り方について

下記のようにAssumption Mapingについて書きました。しかしながら、仮説を作る対象を企業のキャッチフレーズとしたのが、あまり良い例ではなかったかなと思ったので、少し補足します。 ddcph.hatenablog.com 実際には、こういったコーポレートアイデンティと…

Assumption Mappingで始めるデザインリサーチ

仮想のピザ屋のサービスをデザインし終わったところで次のリサーチプロジェクトに進むわけですが、このリサーチ活動の中で最初に行った事がAssumption Mappingと呼ばれるものです。 Assumption Mappingとは日本語にすれば仮説マップの作成とでも訳せるでしょ…

ユーザージャーニーマップでピザ屋のサービスを表現する

ピザ屋のサービスをデザインした事について下記の記事で紹介しました。 ddcph.hatenablog.com 上記実習のあとは、自分たちがデザインしたサービスについてユーザージャーニーマップを使用してタッチポイントの分析を行っていきます。なお、ユーザージャーニ…

ピザ屋で学ぶサービスデザイン

本日からサービスデザインのプロジェクトが始まっています。今回の授業では本格的なプロジェクトに入る前に簡単なワークショップを行ってサービスデザインとは何かについて学び考える時間がありました。 まず、教授からほとんど何の説明も無く「ピザ屋におけ…

コペンハーゲン空港でバゲッジロスト(2回目)

成田空港からヘルシンキ空港でのトランジットを経てコペンハーゲン空港へ。飛行機の遅延も無く、予定通りに到着してホッとしながらスマホの電源を入れてみると、こんなSMSが飛び込んできます。 どうやら、ヘルシンキ空港で荷物の積み込みが間に合わなかった…

デザインスクール交流会に

日本に帰国中、デザインスクール交流会という素敵なイベントがあったので参加してきました。主催が下記ブログの著者でもありCIIDの先輩だという事で、私もお誘い頂いた感じです。 interactiondesign.jp このイベントはデザインスクールにゆかりのある人達で…

日本とヨーロッパのトイレ文化の違い

日本に滞在して気がついたことのひとつに、公共のトイレにブラシが置いてない事が多いな、ということ。ヨーロッパの公共トイレでは 、ほぼ100%と言っても過言で無いほど、トイレ便器の横に下記のようなトイレブラシが置いてあります。 マーナ トイレブラ…

大きな問題にどう取り組むか

問題の大きさというのは非常に重要な問題です。大きすぎると取り組むのが難しいし、小さすぎると取り組もうにも手のつけどころが無かったりします。なので、問題に取り組むときには問題を適切なサイズに定義する必要があって、問題が大きすぎるときには適切…

日本の物価は安い

物価の高い国であるデンマークから日本に戻ったせいと言うのももちろんあるのだろうけれど、まず感じるのが日本の物価の安さである。食べ物、電化製品、雑貨、服など、すべてが安く感じる。これは決してデンマークと比較してというわけでなく、イギリスやド…

コペンハーゲン土産のオススメ

日本に一時帰国するとなった際に悩んだのがお土産について。だいたい海外のお土産と言えばどこの国に行っても、チョコレートとかお酒だったりが多いんですよね。ベルギーに行ってチョコレート買ってくるならわかるけれど、他の国に行ってまでチョコレートっ…

お茶漬けバイキング@京都

今年の春頃からPlanna, Inc.という会社のお手伝いをしています。現在はステルスモードで鋭意プロジェクトを進めて居るところなので、そのうちパブリックなベータサービスをロンチ出来たタイミングなどで会社の事業内容に関して色々紹介出来ると良いなぁと思…

日本で食べたかったもの

せっかく日本に帰ってきたのだから、日本でしか食べられない物を色々食べようと言うのが今回の一時帰国のテーマでもあります。 別にそこまで高いものでは無いのですが久々に日本食を堪能したりしました。やはり時期的にもまずはウナギでしょうか。と言っても…

一時帰国時など日本に短期滞在する際のSIMカードについて

日本に一時帰国する際にどうしようかなと迷ったのがSIMカードについて。海外に住んで居るわけですから日本の回線は一切契約しておらず、かといってスマホがインターネットに繋がらないと言うのもそれはそれで怖すぎるわけです。友人との待ち合わせの連絡など…

シンガポールの電気街へ

シンガポールにも電気街があると聞いて行って来ました。 シンガポールの電気街は電気街と言ってもビルの中に小さなお店が沢山入っているような形態でして、日本の秋葉原のような物を想像してしまうと多少肩透かしに会うかもしれませんがそれでも異国の電気街…

タイガーバームガーデンへ

シンガポールで面白そうな場所ない?と聞いたところ、タイガーバームガーデンを薦められたので行って来ました。シンガポールの中心部からタクシーで20分ぐらいでしょうか。 この庭園は、知る人ぞ知る、カオスなスポットです。ご存知タイガーバーム軟膏で財を…

ナイトサファリ@シンガポール

シンガポールといえばナイトサファリと誰かが言ったかどうかは知りませんが、こちらで働いている友人にナイトサファリに連れて行ってもらいました。色々と写真を撮ったのですが、ほぼ全部手ブレしています。だって暗かったんだもの(当たり前) ナイトサファ…

シンガポールの植物園ガーデンズ・バイ・ザ・ベイに行ってきた

シンガポール観光でどこに行くべきかなと思いながらトリップアドバイザーを見ていたところ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイが面白そうなので行ってみました。 園内には2つのドームがあり上記の写真は入口絡みて右側のものなんですが、なんだかめっちゃCGっぽい…

シンガポールのYa Kun Kaya Toastで朝食

昨夜、下記の記事でお世話になった友人に、朝食食べるのにどこか良いお店は無いかと聞いてみたところYa Kun Kaya Toastというお店を紹介してもらった。 ddcph.hatenablog.com シンガポールでは、バターシュガートーストというものが名物のようでそのセットを…

シンガポールの有名店Boon Tong Kee(文東記)へ

シンガポールに到着したあとはシンガポールで働いている友人の案内でBoon Tong Kee(文東記)へ。こちらはシンガポールの老舗のお店らしくて、ローカルの人にも観光客にも人気だそう。 色々注文したので幾つか写真撮り忘れたのもあるのですがこれは豆腐のフ…

ヘルシンキ空港で見つけたスリーピングポッド

乗り継ぎでヘルシンキ空港を利用した時、空港の片隅にこんなものが置かれているのを発見しました。 これはスリーピングポッドと言うものらしくて、下記の看板のように、椅子からベッドに変形が可能な様子。 こういった空港ではトランジットで長時間待たざる…

裏切られるのに期待するもの

飛行機の旅の楽しみといえば機内食、と言う人はそれなりに多いのではないかと思う。 日本とヨーロッパを結ぶ長距離便であれば、離陸後と直陸前に二回程度食事が出る事が一般的である用に思うのだけれど、食事のタイミングで爆睡していたりすると華麗にスルー…

世界最古の遊園地Dyrehavsbakkenへ

待ちに待ったバケーションだということで、みんなで世界最古の遊園地であるDyrehavsbakkenに遊びに行って来ました。Bakkenとみんな呼んでいますがDyrehavsbakkenが正式名称のようです。 デンマークの遊園地と言うと、コペンハーゲン中央駅そばにあるチボリ公…

ファイナル・プロジェクトにむけて3

ddcph.hatenablog.com ファイナル・プロジェクトについてまだうだうだと考えて居る。 ところで下記の本を読んでいる事は以前も書いたと思うのだけれど、この本の中に、戦う場所をいかにして選ぶかという話が出てくる。 ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦…

ファイナル・プロジェクトにむけて2

ファイナル・プロジェクトについては下記の記事でも少し触れたのだけど、現時点で何について取り組もうと言う具体的なアイディアは無い。 ddcph.hatenablog.com ところが、他の学生の話を聞いてみると、比較的明確なアイディアを既に持っている人が結構居る…

あなたのスライドはとてもエンジニア的だ

下記ではMid-way Examの内容について書きました。 ddcph.hatenablog.com 私の場合、このブログで学んだ事を記録していたりだとか内省等を行って居るため、発表する内容に困る事はなかったのですが、ひとつ印象的なことを言われました。 それは、プレゼンテー…

Mid-Way Exam

CIIDにはいわゆるテストが存在しない。みんなそれぞれ得意分野が違うし、同じカリキュラムを受けてきたとはいえ、それぞれやってきた事も違う。同じフォーマットのテストでそれぞれの学生の頑張りを評価することなんか出来ない、と言う事なのでしょうか。 で…

デザインスタジオに取って大切なものは何か

先日、下記のように、個人の半期の活動を振り返りを行ったのですが、個人だけではなく、スタジオとしての振り返りというのも行いました。 ddcph.hatenablog.com 個々人のパフォーマンスがどうかっていうのはもちろん重要なのですが、こういったそれなりの人…

ファイナル・プロジェクトにむけて

ファイナル・プロジェクトに向けて教授と相談する機会がありました。 ファイナル・プロジェクトとは日本でいう卒業研究のようなものでしょうか。これまでCIIDのプロジェクトは基本的にグループで取り組むものであって、一人で何かを行うという事はほぼありま…

デザインにおいて何に注力するか

下記の記事でも書いたように最近、飛行機の遅延によく巻き込まれる。 ddcph.hatenablog.com この記事を書きながら思い出したのがSASのことである。SASの言うのはスカンジナビア航空と言う北欧の飛行機会社であり、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの3カ…