デザインダイアローグコペンハーゲン

デンマークのコペンハーゲンでのデザイン留学を通して考えたこと

アイディア

未来をデザインするために

未来を予測すると言ってしまうと大げさなのだけれど、例えばデザインプロジェクトにおいて、20年後とか50年後のためのビジョンを作ってください、のようなものがある。 こういった場合に、いきなり予測するのもそれはそれで面白いのだけれど、ひとつ仮定を置…

ゴミ箱に取り付けられたリサイクル用の棚

デンマークではペットボトルや缶等の飲料を購入する際にPANTと呼ばれるデポジットが必要になります。これに関しては下記の記事にも書いたので是非見てみてほしいのですが、これに関してもうひとつ発見があったのでご紹介します。 ddcph.hatenablog.com デン…

How Might Weの設定からアイディア出しまで

下記記事の続きです。 ddcph.hatenablog.com オポチュニティの抽出までを行い、How Might We Questionの作成までを行いました。なお、How Might We Questionに関しては下記で詳しく書いているので、こちらを読んで頂ければと思います。 ddcph.hatenablog.com…

ファイナル・プロジェクトにむけて2

ファイナル・プロジェクトについては下記の記事でも少し触れたのだけど、現時点で何について取り組もうと言う具体的なアイディアは無い。 ddcph.hatenablog.com ところが、他の学生の話を聞いてみると、比較的明確なアイディアを既に持っている人が結構居る…

アイディアはどこからくるの?

ddcph.hatenablog.com 以前、仕事関係の人と話をしていた時に、話していた事をふと思い出したので書く。 それは、アイディアをどこから調達すべきかという話。 例えば、新商品のアイディアでもいいし、製品の機能に関するアイディアでもいい、もしくは事業に…

プロトタイピングとエクスペリメント

先日、下記のような記事を書いたところ、プロトタイピングとエクスペリメントは何が違うのかというコメントを頂いたので、それについて書いてみようかと思う。 ddcph.hatenablog.com 一言で説明するのであれば、プロトタイピングとは立てた仮説を検証するプ…

スクラップの中から可能性を探すエクスペリメント

CIIDのカルチャーと言って良いのかわからないのですが、CIIDでよく行われていることのひとつにエクスペリメントと呼ばれるものがあります。エクスペリメントとは日本語にすれば実験でしょうか。デザインとしてうまくいくかどうか、それに価値があるか無いか…

ユーザが何を欲しいかはわからない

ユーザーが欲しいものは何か。これは新しい製品、サービスを作り上げる上で非常に重要な問題であって、これを明らかにせずにビジネスを行う事は大変難しい。だけれどその一方で、これを明らかにする事そのものが大変難しいのです。 例えば、スーパーやコンビ…

人工知能を活用した製品サービスのデザインに取り組む

今週はDomesticating Intelligenceという講義を受けています。この授業で扱うトピックは、いわゆる人工知能であり、人工知能を活用してどのような製品・サービスをデザインをするかがプロジェクトの内容になります。 一昔前は、人工知能を活用したサービスと…

ARCDIVEを公開しました

GUIに関する授業を受けている事は、下記のようにこのブログでも何度か紹介しました。 ddcph.hatenablog.com ddcph.hatenablog.com ddcph.hatenablog.com ddcph.hatenablog.com この講義の成果物をWeb上に公開したので紹介しようと思います。 今回のプロジェ…

動画作成はすべてのビジネスマンの必須スキルとなる

下記のような記事を書いたあとでふと「アイディアを映像化すると良いよ!」って、別にデザイナだけに限った話じゃないよなーと思いました。短時間で動画を作成出来るのであれば、動画作成を企業での業務に積極的に取り入れる事も可能になるのでは、と。 ddcp…

アイディアの映像化にどれ位の時間がかかるか

アイディアを伝える方法として、映像と言うのは非常に強力な手段と成り得ます。パワーポイントで長ったらしい資料を見せられるよりも1分とか2分の映像を見せられたほうが、アイディアを容易に理解する事が出来ます。また、ひとつのファイルにパッケージング…

体験をプロトタイピングする

今週はRapid Experience Prototypingという講義を受けています。 Rapid Prototypingであれば、多くの人が耳にしたことがあるのでは無いかと思います。これは、自分たちが作ろうとする製品、サービスを、紙だとか、ダンボールだとかで簡単に作って仮説検証を…

コンセプトを説明をするビデオを作成する意外な効果

下記の記事のようにして、作成したコンセプトをクラス内で発表し、そこで得られたフィードバックをもとに次は投資家など外部のステークホルダーに対してプレゼンを行うつもりで準備を行っていきます。 ddcph.hatenablog.com 投資家へのプレゼンには色々な方…

プロトタイプであることを誇らしく

コペンハーゲンは日に日に暖かくなってきており、外でランチを食べるのも大変気持が良いものです。写真はただのハンバーガーセットなのですが、海沿いに腰掛けて食べるだけで、大変美味しく感じるから不思議です。 さて、CIIDでは1周間を基本単位としてプロ…

チャットUIを備えたアプリが増えている件

デザインスクールに来ている学生というのは、やはりそれなりに新しものが大好きな人が多く、面白いアプリやサービス、プロダクトなどがあるとそれらは雑談のネタになります。そんな中で最近、我々のなかで話題になっていたもののひとつにQuartzというアプリ…

コンセプト作成プロセスを共有する

下記の記事のようにユーザインタビューを行った後はそれをクラスの前で発表します。 ddcph.hatenablog.com 発表する内容としては下記の通り 我々の作成したHow Might We Questionについて 我々のアイディアの概要 ストーリーボードを用いつつ、我々のアイデ…

紙でアプリ画面を作成して検討する

今週はGUIに関する講義を受けているのですが、その中で、紙ベースでアプリの画面を考えるという課題がありました。与えられた課題は次のようなもの。 とある会社が開発した新しい洗濯機には物理的なボタンが一切ついておらず、すべてを手元のスマホから操作…

「保存」はアップロードなのかダウンロードなのか

CIIDでのプロジェクトは基本的にデジタルを絡めたものが多いのですが、紙とペンだけを使って何かを考えて発表する、といったエクセサイズのようなものも多く取り入れられています。 上記の写真はGUIに関する授業で行われたもので、新しい保存アイコンを考え…

自分たちのアイディアをテストして思い込みから脱却する

下記の記事に引き続き、GUIに関する講義についてです。 ddcph.hatenablog.com How Might We Questionを作成したあとは、みんなでアイデアを出していき、良さそうのアイディアを選び出します。アイディア出しは、各人が思いついた物をポストイットに簡単に書…

妄想ではなく、事実をもとにコンセプトを作り上げる

先週からGUI(Graphical user interface)の授業を受けて居ます。GUIの授業と言っても、ボタンがどうだとか、アイコンがどうだなどと言う話ではなく、画面を持つサービス、アプリをどのようにとらえて、どのように設計して、どのようにテストし、どのように…

面白いアウトプットとは何か

CIIDでは基本的に毎週何らかのモノを作って居るのですが、個人的にいまいち満足出来ていない気がして、この気持はどこから来るのだろうかと少し考えて見ました。 このブログでもたまに自分が作ったものに関して紹介したりはしていて、それらに関して教授陣だ…

地球儀型ニュースインタフェースNews Globusを作りました

News Globusを作りました。作品の概要に関しては、下記の動画を見ていただくとわかりやすいかと思います。 ちなみに、CIIDのwebサイト内の作品紹介ページは下記の通りです。 ciid.dk 簡単に説明してしまうと、地球儀に約20個のピンジャックががついていま…

デザインと人工知能

下記のブログを読んでデザイナの役割について少し思った事がある。 www.yasuhisa.com デザイナの役割については、このブログの中でもしょっちゅう参照しているのだけれど、下記の記事の中で説明している。 ddcph.hatenablog.com つまり、下記の3つだと考え…

チームの強み弱みをどのタイミングで考慮するか

今週は、以前の記事にも書いたとおりPhysical Computingの授業を受けて居ます。 ddcph.hatenablog.com 各チームでアイディア出しを行ったあとは、それぞれアイディアを選び、実際にプロトタイプの開発に入っていきます。しかしながらここで疑問が沸き起こり…

制約がある際にアイディアをどうやって出すか

今週の講義に関しては下記で紹介したとおりなのですが、そもそもプロジェクトの方向性を決めるやり方って2つあると思うんですよね。 ddcph.hatenablog.com ひとつはまずは制約を無視して解決したい課題だとか、作りたいもののアイディアを出し合って、その…

Charged (Bus Exploration):路線バスを利用したモバイルバッテリーシェアリングサービスの提案

以前、取り組んだビデオプロトタイピングに関するプロジェクトをWebサイト上で公開しました。 ciid.dk このプロジェクトは「Charged」と言うサービス名と「携帯電話やラップトップ等のモバイル機器を使用する人々にどうやって電力を供給するか」と言う課題が…

とりあえず形にする「Make It Visual」の重要性

上の画像、何に見えますか?これは先週のプロジェクトで作成した一番最初のプロトタイプで、ギターのつもりです。ダンボールを切り抜いてテープと糸を使って作ったもので、2分か3分ぐらいで作ったものです。 CIIDの教授陣が口酸っぱく言うことのひとつに「Ma…

「Metrojector:列車内可視化システムの提案」を公開しました

私がCIIDで最初に取り組んだプロジェクトを公開する準備がようやく整ったので紹介したいと思います。 vimeo.com タイトルはMetrojectorと言うもので、そもそものアイディアは地下鉄など、列車の混雑をどのように緩和することが出来るかと言うところからはじ…

技術力がアイディアに制約を付ける

下記の記事で書いた通り、今週はMaterials of Electronicsと言うことで電気回路に関する授業を受けています。 ddcph.hatenablog.com 一通り電気回路に説明を経た後、じゃぁ学んだ事を使って何か作って見ましょうとなるわけですね。私のチームは3人で、一人…

アイディアを選んだ理由をどう説明するか

何らかのアイデアを考える時、多くの場合たくさんのアイデアから1つ選ぶことになると思うが、多くの可能性の中から、何故それを選んだのか?に答えるのは意外と難しい。 アイディアを自分で考えてそのアイデアを自分で実行するのであれば、そのアイディアを…